(2014/04/27追記: 2.0-rc1がリリースされましたので、もうすぐ本当に2.0がリリースされます→日本時間で5/29に当初予定より約2weekおくれでリリースされました)
「Git 2.0のリリースノート」「Git 2.0がもうすぐリリースされる」はまだしも、「Git 2.0がリリースされた」は完全に誤りです。
twitterで検索したところ、的確な内容をつぶやいているのは数人の方だけのようでした。正しい内容を最も端的に指摘されていたのは @uu59 さんの
次バージョンのためにrelnote用意するのはgitの伝統なので2.0リリースはまだ数ヶ月は先だと思います https://t.co/axdjeIRZlF https://t.co/pZNHot2V6T
— ゆーごく (@uu59) March 13, 2014
だと思います。
これまでと同じようなリリース間隔(12weekごと)であれば、順調にいっても2.0のリリース時期は5月の第2週以降になりそうです。
2.0 のリリースノートについても実際に 2.0 がリリースされるまでには新機能・バグフィックスに関する記述が追加されていくと思いますので、今回話題になった時点のドラフト版とは厳密には異なるものになります。
ただ、今回の件は海外でも釣られた人が多かったようで、「2.0がリリースされた」と記事にしてしまったニュースサイトもありました。ドラフト版リリースノートという、それらしい証拠っぽく見えるものがあったので釣られた人も多かったのかなと思います。
なお、1.8 シリーズまでは機能リリースが 1.8.x で、バグフィックスリリースが 1.8.x.y というバージョン番号が付けられていました。
先日リリースされた 1.9 シリーズもそうなるのかなと思っていたのですが、次回機能リリースが 2.0 (2.0.0) となると(※)、付与規則が変わったんですかね?
※ 2.0までマージしない約束になっていた、これまでとは互換性のない挙動を導入するトピックがnextからmasterにマージされたので、次回の機能リリースが2.0なのは確定のはずです。
2014/03/20追記:
やはり1.9シリーズからバージョン番号付与規則が変更されたそうです。これまでのバージョン番号はw.x.y.zでメンテナスリリースではzを、機能リリースではyを、大きな変更を伴う機能リリースではxを増加させ、wは本当に大きな変更のために予約されてきましたが、x.yzで十分じゃね?という話になったようです。1.9.1リリースの話とともに詳しい記述がメンテナHamanoさんのブログ記事 Git Blame: Git 1.9.1 にあります。
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